のぼり猿の歴史は古く、江戸時代中ごろから延岡藩の武士たちの手内職として作られ始めたと言われています。
張り子の猿は、子供の立身出世、無病息災、平和と豊作を願ったもので、端午の節句に庭先に鯉のぼりと一緒に掲げられていました。
その製法は、まず木材から猿の型を作り、その木材に紙を何枚も何枚も張り付けます。
背を小刀で切り開いて木材を取り出し、背を縫い合わせて色付けをした後、烏帽子、鼓、菖蒲の絵を描いたのぼりなどを付けて仕上げます。
猿の繊細な表情には伝統の技と心が生き、のぼりに風をはらんで竿を上下に踊る様は、大変風流で愛嬌があり、宮崎県の郷土玩具を代表するものの一つです。
■名称:のぼりざる
■規格:お猿の大きさ 約12cm
全体の高さ 約58cm
※サイズにつきましては若干の誤差が生じる場合がございますので、予めご了承ください。
■製作所:のぼり猿製作所「松本」
宮崎県延岡市西階町1丁目3717-13
※商品は組み立て式となっております。お客様での組み立てが必要です。
※化粧箱のデザインが変更となる場合がございます。
※手づくりの紙製品ですので、水濡や湿気・虫等にご注意ください。